農機具の自分でできるメンテナンス

農機具はシーズンオフ時の手入れが大事!

 

農機具で一番多いトラブルは季節がきて、さぁ使おうというときに
”エンジンがかからない”ことでしょうね。

 

我が家もトラクター・草刈り機5台・管理機3台・運搬車・エンジンポンプ・発電機
噴霧器・高圧洗浄機等があります。
これらの機械は爺さんが昔買って放置してある古いものや、
管理機2台は私がヤフオクで買った中古のものです。

 

調子よく使うポイント
”シーズンが終わって来年まで小屋にしまっておこう”
という時にはキャブレター内のガソリンを抜いて空にしておきましょう。
そうすると時期の使い始めには調子よく動いてくれます。
矢印のビスを緩めるとごガソリンが出てきます。
キャブレター1
下は白いプラスチックのツマミを引くと排出ホースからガソリンが出てきます。
キャブレター2

 

ガソリンは生もので変質するからこのような排出穴が付いています、
それと2年も3年も放置しておくとキャブレター内でガム状になって穴を
詰まらせてしまいます。
でも使い放しでこのような処置をしないお方も多いのでは?

 

我が家も義父が持っていた発電機や高圧洗浄機が燃料が入ったまま何十年
も放置してました、そのためひどい状態になってました。
(下記で分解掃除を紹介しています。)

 

農機具は自動車と違って季節の一時期に何時間かしか使いません、
従って30年前のものでもバリバり現役なのですね。
動かなくなる度に修理を依頼すると高くつくので簡単な修理や普段の
簡単な整備のやり方を覚えておくと長持ちもするし安くつきます。

 

整備箇所は次の3か所でまず80%は治ると思います。

エンジンが動く基本
適正なガソリン空気による混合気、つまりエアクリーナーとキャブレター。
そして適正なスパーク(点火プラグ)ですね。
プラグ以外の点火系統不具合も考えられますが可能性は少ないです。

ついでにエンジンオイルの点検も忘れずに!

リコイルを10回も引いてエンジンがかからない時

(新しいガゾリンが入ってることが前提ですよ)

  1. エアクリーナーのスポンジが詰まっていないかチェック。
  2.  ベトベトになってたら洗浄、ボロボロになってたら交換する。

  3. 点火プラグをはずしてガソリンがきてるかチェックする。
  4.  プラグがベトベトになっていればガソリンはきているのでポラグを交換してみる。
     *プラグは消耗品なので予備はもっておきましょう。

  5. プラグが乾燥状態ならリコイルを2〜3度引いてガソリンがきてるかチェックする。

 ガソリンの臭いもしないようならガソリンがきてませんね。
  燃料タンクからホース、ストレーナー、キャブレターと順にチェックします。
  キャブレターの分解掃除も難しくはないので練習してみましょう。

 

下記で紹介している高圧洗浄機はタンクからのホースからキャブレターまですべて
詰まっており苦労しました。
その体験を書いています。

 

 

2019年5月23日

トラクターの整備をしました。
ウチのトラクターは10年ほど前に爺さんが中古で入手したものを使っています、
随分と古いタイプです。
5年前にエンジンオイル・オイルエレメント・エアクリーナー・
フーエルストレーナー交換しました。
でもグリスアップを一回もしていないことが前から気になってたので先日
グリスガンを買ってきました。
取説をみながらグリスを挿す場所を確認して注入です。
それからロータリーの回転部分にギヤオイルを注入口があります。
取説では0.8リットルとかの数値は記載されてますが、残量がみえなので
とりあえず200CCくらいを補充してみました。
それからロータリーに回転を伝えるユニバーサルジョイントがあります。
しかしこのジョイントははずさないと注入できません。
ネットで調べるとロータリーを外さなければならないみたい。
見える範囲でスプレーグリスをぬっとこかなあ、とジョイント部をさわると
ガタが結構あるじゃないですか、さてどうしよう。
これは手に負えないなぁ。

 

それで昨日JAに電話しましたらさっそく今朝きてくれました。
慣れた手つきでジョイントを外そうとしてますが
なにやら苦労している様子、錆で固着してるとのこと。
『普通ならすぐ抜けるのですけど・・・』と汗をタラタラ、
ロータリを少しずらして1時間ほどかかってようやくはずれたようです。
ジョイント

 

ジョイントメス

 

ジョイントオス

 

5月31日

朝、草刈りをして休憩にもどったところ
JAがきてくれてまして交換したジョイントの取り付けが終わったところでした。
私のトラクターは古いタイプのためロータリーの脱着は素人では危ないとのことでした。
交換されたジョイントをさわるとガタもなくやはり安心すですね。
せっかくのチャンスなので点検箇所と要領をきいておきました。
PTOからロータリに伝達する駆動部のギヤオイルは漏れがなければ
あまり気にしなくてよい、
ただしギヤケースは回転が速いので点検と補充は必要とのことです。

 

取り付け完了しました。
交換済

 

 

6月26日

今朝も草刈りを始めました。
するとしばらくしてプスプスプッツンと止まりました。
とりあえず別の刈払い機で予定の場所を済ませます。
昼から止まった機械の整備をしてみます。

 

基本、エンジンは空気と燃料の適正が混合気がきてること
と適当なスパークがあれば動くはずです。
プラグを外してみると結構汚れたいたので別のと交換しました。

 

それから刈払い機の場合マフラーのつまりで動かないことがあります。
長年使っているとカーボンがたまってきます。
馬力を落ちてきたなと感じた時はまずマフラーのつまりが考えられます。
この場合マフラーをはずしてガスバーナーで焼くのです。
そうするとたまったカーボンが燃えるので根気よく焼きつくします、
たまにコンコンと地面にたたくとカーボンがパラパラを落ちます。
この作業を30分ほど続けるときれいになります。
便秘が解消したように調子がよくなりますよ。

 

6月27日

今日は久しぶりに雨が降りました、畑の植物が
さぞかしよろこんでいるでしょう、それと雑草たちもね。

 

ということできょうも草刈り機のメンテをします。
何台持っているかって、7台もあるのですよ。
義父が使ってたものばかりです。
私のは一台だけですけどね、でも義父が
高齢になったので私が管理しなければなりません。

 

今日はグリスアップを紹介します。
これは簡単なのでシーズンの使い始めにされるといいですよ。
まず刃の取り付け部ですね、ここです。
刃の取り外し
このカバーをはずします
カバーを外す
つぎにシャフト先端の小さなボルトをはずします。
注入口
はずすと穴が見えます、ここからグリスを注入します。
グリス注入
ここにもグリスを入れておきます。
グリスを塗る
これで今シーズン調子よく使えます、そして長持ちしますよ。

 

6月28日

小屋の奥にエンジン発電機があります。
発電機
義父は色々道具をもっていますが使ったところを
見たことがありません。
少なくとも20年は使ってないと思います。
これを動かしたい衝動がでてきました。
燃料コック下のストレーナーをはずすと案の定
茶色い液体が・・・。ガソリンが変質したものですね。
たぶんガソリンが入ったまま放置してると推測されるので
キャブの分解してみます。
まずエアクリーナーをはずすとスポンジがボロボロになってますが
これは後回し。
キャブを外してフロート室を外すとギャッ、こんな状態
キャブ外し
想像以上に悪い状態、水が混ってさびてるのかな。
フロート室内
ヘドロのようなものをかき出してガソリンに漬けておくと内部がきれいになります。

 

6月30日

今日も雨が降ったりやんだりです。
黒豆の見回りの後、キャブの組み立てをしました。
2晩ガソリンにどぶ漬けしてたのでもうきれいになったでしょう。

 

さてオイルもたぶん劣化してるだろうからゲージで見てみると
やはり真っ黒で粘りがないのですよ。
交換しましょう、ドレンコックから古いオイルを抜きます。
新しいオイルをとりあえず400cc入れました。

 

点火プラグを外してみます。少しカーボンが付いてるけど
掃除をすえば使えそうなのでワイヤ−ブラシで磨きます。
点火コードにつないでボディに接触してコイルを引いて
みます。オッ火花は正常そうですね。

 

7月3日

発電機の整備が中断しています。
それはエアクリーナーのスポンジが劣化してるので
ヤクオクで購入して入荷待ちでした。
今日届いたのでさっそく現物合わせでカットして付けてみました。
こんな感じです。
エアクリ交換

 

カバーを取り付けて試運転です。
試運転
コイルを引いて一発始動しました。
テストOK
ヨカッター。

8月14日

しばらく猛暑が続いて草刈り少々しかできてません。
その草刈り機ですが10年以上使っています。
キャブやマフラーの清掃は何度しましたがダイヤフラムやホース類
などの消耗品が劣化してると思うので交換しました。
ヤフオクで調べるとストレーナー・ダイヤフラム・グロメット・ホース類
などのセットが送料加算しても1100円であったので落札しました。

 

キャブレターをはずしました、これはペコペコするプライマリーポンプです。
プライマリーポンプ
プライマリーポンプをはずすとこうなります。
はずす
このパーツをはずすとダオヤフラムが見えます。
ダイヤフラム
セットで買ったパーツです。
パーツセット
右がはずしたダイヤフラムです、写真ではわかりませんが硬化して
ペコペコ音がします。新品は柔らかくふわふわです。
このゴムが往復運動をした燃料を供給するので硬化すると供給不足になります。
ダイヤフラム新旧
t魏にこのパーツをはずすとさらにゴムパーツが見えます。
ゴムパッキン
これも新しいものに変えます。
パッキン交換
タンク内のストレーナやパイプ類も交換しました。
ストレーナー交換
スポンジのエアクリーナーも油でコテコテだったので中性洗剤で洗うときれいになりました。
セアクリ洗浄
取り付け完了して作業終了、試運転OKでした。
汚れていた部分をパーツクリーナーで洗浄して全体もきれいにします。
これでまた当分使えるでしょう。
組付け完了

9月13日

少しづつ農地が余ってるので冬野菜の準備をします。
近所の皆さんはすでに植えておられるのでちょっと遅いかも、まっいいか。
ンッ、管理機のエンジンがかからない。
リコイルを50回ほど引きましたがウンともスンともいいませんね。
この10年ほど前にオジイが買ったものではまだ新しい方ですが・・・。
(農機具だとナン十時間も使っていません)
耕運機
畑で疲れずにエンジンかけで疲れました。
こんな時はキャブの掃除をする方が手っ取り早いです。
キャブレター
フロート室を外して内部の掃除と洗浄をして組付けます、
リコイルを3回引いて簡単に始動しました。ヨカッター!

 

2020年1月17日

黒豆の出荷が終わって農閑期になり、しばらく暇な時期です。
小屋の片付けを続けてますが奥の方にエンジン式の高圧洗浄機があります。
義父が昔買ったものですが、私の記憶で少なくても15年は使っていません。
これです。
整備前
義父は使いっぱなしで手入れをしない人でした、たぶんガソリンを入れっぱなしで
放置してるなずです。
そこでとりあえずキャブの掃除をすることに・・・。
エアークリーナーを外します、このカバーをはずします。
エアクリ外し
現れたスポンジが長年の経過により劣化して触るとくずれます。
劣化したスポンジ
エアークリーナー用に15mm厚のスポンジをヤフオクで買ってあるので
大きさを合わせてカットします。
スポンジカット
新しいエアクリが出来ました、これできれいな空気が入ってきます。
エアクリ完成
エアークリーナーカバーを外すとキャブが出てきます。
キャブ外し
エアクリカバーの取り付けナットを外すとキャブも外れました。
外れました
下部のナットを外してフロート室を見ますと、やっぱりこんなです。
フロート室内
普通ならきれいなガソリンが入ってるところです(ア〜ア)
きれいなガソリンにどぶ漬けして一晩放置します、これをすると
劣化してガム状になったのが解けてきれいになります。
フロート(浮き)もはずしてフロートバルブ(ガソリンの入り口部)もきれいにします。
ドブ漬け

1月18日

一晩漬けたキャブを取り出し組み立てますが
その前にジェット類の細い穴を念のため針金で通しておくのですが
私はギターの細い弦で通しておきます。
穴掃除1
見えにくいですがこの穴の奥にも真鍮の穴のあいた部品があるので
マイナスドライバーで外して穴のつまりを掃除します。
硬くて外れなかったら無理をせずにそのまま細い針金で通しておきます
穴掃除2
ここにゴミがつまったらガソリンが通らないので動きません。

 

そしてキャブレタークリーナーで穴類を吹き付けで掃除をしておきます。
組み立てて取り付ければとりあえずOK。

 

次に点火プラグを外してワイヤブラシで掃除します。
たぶんまだ使えるでしょう。
プラグ掃除
取り付けて早く試運転をしたいのですがオイル類も交換しないとだめなので
あせらずに今日はこれまで・・・。

 

1月19日

オイル交換をしました。
オイル交換
説明書を見るとエンジンのオイルとポンプ部にもオイルが必要なようです。
とりあえずエンジンのオイルを交換しますが、黄色いプラスチックの注入口
が2か所あります。ドレンコックも左右対称に2か所あります。
おかしいな、と思いつつ古いオイルを抜きました。
そしてもう一つのドレンをはずすとオイルは出て来ません、どうやら汎用エンジンで
反対側にもドレンと注入口があるようですね。
新しいオイルを適量入れます、念のため反対側の注入口のキャップをはずすと新しい
オイルが見えました、これでOK。

 

ここで悩みます。
変なゲージ
このゲージです、
取説はこのゲージの取り付け部がポンプ部のオイル注入口になっています。
はて???、そしてこの下部がドレンコックになっています。
試しに下のドレンを緩めるとオイルが出てきました。
やはり上のゲージが付いてる部分がオイルの注入口のようです。
たぶん親父が注入口蓋をなくしたからネジ径のあったもので締めてたようですね。
きれいなオイルを補充しておきました。
(取説がなかったらわからないままでしたね)

 

1月20日

一通りの整備を終え、たれでたぶんこれで動くはず・・・。
ガソリンを少しいれてロープを引いてもウンともスンともいいません。
10回引いて動かなかったら別の原因を調べます。

 

燃料コック部のストレーナーを外してコックを開いても、アレッ燃料がこぼれない。

 

ストレーナ
コック部を外してみると、何と古いガソリンが固まってガム状になっています。
ストレーナ詰まり
それも固めで通路内にびっしり詰まっているのです、アチャー。
細いドライバーで掻き出してもきれいには取れません。
そこでまたガソリンどぶ漬け一晩作戦です。

 

1月21日

一晩漬けてきれいになったでしょうか。
針がねで通してみるとまだガム状のものがあるので残りを根気よく掃除しました。
ストレーナーはきれいになったので取り付けてみて、さてどうでしょうか。

 

ダメでした、燃料タンクからストレーナーまでのホースもほとんど詰まっています、
これは厄介ですね。
ストレーナーを外した状態なので本来ならホースから燃料が勢いよく
こぼれるはずなのにピタピタしかでません。
少量のガソリンをタンクに入れて排出して、
を繰り返して洗浄をしてみますが5回やってもあまり変わらないので
またホースの先をボルトで詰めてガソリンを入れて一晩おく作戦です、気長にいきましょう。
燃料が出ない

 

1月22日

ガム状のものは「ガソリンどぶ漬け一晩作戦」では追っつかないですね。
針金を突っ込むとすごい抵抗があります、ホース内もこってり詰まってるようです。
タンク側のホースを外したいのでが硬くて取れないのでタンクも外しました。
タンクを外す
ホース内径程度の金属棒があったのでパーツクリ-ナーをスプレーしつつ
苦労して押し出すとこんな固まった状態のガソリンが出てきました。
固まった燃料
すごいでしょ、これが固まったガソリンですよ。(これでも柔らかくなった状態です)

 

この金属棒での掃除をパーツクリ-ナーをかけつつ繰り返します。
今夜はガソリンどぶ漬けでもあまり解けなかったので中性洗剤に
漬けて一晩おいてみます。
ホース洗浄

 

ここできれいにしておかないとキャブにまた汚れがくるのであせらずに根気よくします。
明日に期待して今日はこのくらいに。

 

1月23日

さてホースがきれいになった(前提)ようなので早速取り付けます。
外してたタンク・エアクリ・ストレーナーなどを組み付けてから
ガソリン入れて、いざ試運転。
ンッ、ガソリンが洩っている、しかも結構な量が・・・。
どこから洩ってる?、キャブの底が一か所
ストレーナーのホース取り付け部からも漏っている。
キャブは底のボルトを締めたらこちらは止まった。
ストレーナーからホースをはずすと何とホースに切れ目が入ってます。
仕方なく15mmほどカットしてつけましょう、
あれっホーズの内径が細くでストレーナーに入らないのです。
オイルをつけてギュギュッとねじ込むとホースが裂けてしまいした。
ホース割れ
ホームセンターに行って燃料ホースが売ってるか見にいってみよ、フ〜。
燃料用がありました、布巻きではないけれど燃料用と書いてあるから大丈夫でしょう。
これです。
新しいホース

 

2020年1月24日

さて、ホースが新しくなれば組み付けば動くはず。
まずタンクに差し込もうとするも穴径が少し小さいようで入らないのです。
またタンクを外します、オイルをつけてどうにか入れました。
ストレーナー側もオイルをつけて差し込みます。
エアクリをつけて完成です。
ホース取り付け
燃料を入れていざテスト。
3回ほどリコイルを引くとかかりそうな雰囲気です。
4回目にめでたく動きました。
ガンをつけずにまずホースから出るかテスト・・・OK!
テスト1
ガンをつけて・・・ヤッター!!!
テスト2

 

完成

 

3月25日

春になりましたね、トラクターの出番が近いです。
そこで季節始めのメンテをします。
まずエンジンオイルを5年ほど替えてなく真っ黒なのでオイルとエレメントを買ってきました。。
オイルパンのドレンコックを外して古いオイルを抜きます。
オイルを抜く
次にオイルエレメントを外します、これです。
エレメント
外すレンチが必要ですが、これはキッチンにある固いビンのふた外しでも間に合います。
エレメントを外す
外したエレメントです。
古いエレメント

 

新しいエレメントを取り付けの時の注意点はゴムパッキンにオイルを塗ることと
それと取り付けは工具で締めずの手で締める程度にします。
そしてドレンコックを締めたら新しいオイルを入れます。
新しいオイル

 

次は冷却水です、ラジエターキャップを外すと満タンでOKですね。
冷却水
最近のクーラントは長持ちで交換不要となじみの車屋さんが言ってました。

 

続いてエアークリーナーのエレメント清掃です、これです。
エアークリーナー
バッテリを外さないとキャップが取れませんの下ろします。
パッチン金具を外してキャップを取るとこんな状態です。
キャップを外す
蝶ねじを緩めるとエレメントが取り出せます。
取り出し
中から外からエアーで埃を飛ばします。
掃除

 

次はグリスアップです。
ロータリー部のニップル(グリスの注入口)です、
ニップル1
ここにグリスガンを当てて注入します。
ほかにも上から下から覗けば何か所かあるので注油します。
ここにもあります。
ニップル2

 

ほかにもミッションオイルもあるし
ロータリーや前輪タイヤ駆動部などにギヤオイルが入ってるので不足なら補充します。
といっても不足分が外から見えないので、つい入れすぎます。
まぁ不足よりはいいかなと・・・。
これらは昨年補充したので今回はパスします。

 

トラクターは車のように車検がないのでつい、乗りっぱなしになりがちですね。
でも故障の原因の多くはオイル切れや可動部の油切れらしく
壊れると修理代も高くつくので季節始めに簡単な整備をすると長持ちします。

 

2020年9月9日

今日は救急の日らしいですね、それはさておき
草刈り機を何年も使っていると馬力が落ちたな、と感じることはありませんか?
エンジンのかかりいいのだが・・・。
こんな時はマフラーにカーボンが溜まってきた可能性があります。
マフラーはこの黒いカバーの中です。
マフラーカバー

 

ビス2本で外れてマフラーが出てきました。
マフラー

 

2本のボルトを緩めると簡単に外れるので、これをバーナーで焼くのです。
プライヤーで挟んで焼くと溜まったカーボンが燃えるのですね。
カーボンが燃える
撮影のため、バーナーを止めましたが20分くらい燃やしたり止めたりを繰り返します。
結構、長時間燃えるのですよ。
そして一旦止めては地面に叩くとカーボンが落ちてきます。
炎が小さくなってきたな、と思ったら大体完了ですね。
これで一気に力がアップします。
エンジンの調子がおかしいなと思ったら、ついキャブを疑いますが
マフラーの汚れも一因ですよ。
たまにマフラーに蜂が巣をつくって動かない、という話も聞きました。
古い草刈り機をお使いの方、一度試してください。
バーナーはホームセンターで1600〜1800円のものです。

 

2020年9月12日

さて今日ははキャブレターの部品交換をします。
エアクリカバー
ヤフオクで消耗部品セットが680円で出てました。
中国製ですがまぁ大丈夫でしょう。
エアクリーナーのカバーをはずすとしいさなスポンジがあって中央部に2本
のビスがあるのでこれを緩めます。
ビス

 

アクセルワイヤーをはずすとキャブレターがはずれます、非常にシンプルですね。
キャブ

 

一気に分解すると組み立てがわからなくなるので
一つはずしては購入したパーツを同じものを見つけて交換します。
交換したパーツです。
パーツ

 

これがダイヤフラムと云ってペコペコ動いて燃料を供給します。
ダイヤフラム
心臓部にあたる重要な部品で、これが硬化すると燃料が供給されなくなります。
5年も使うと交換時期ですね。

 

注意として、はずしたパーツは一枚ものに見えますがパーツとパッキンが合わされているので
組む時に忘れないようにすることです。

 

このパーツが余りました。
余り
汎用タイプなので余ることが多いようです。

 

さて分解と逆に組み立てて、いざ試運転。
調子よくかかりました。
調整ネジは自信がなければ触らないほうが無難ですね。
これでまた何年か使えるでしょう。